ヤスリというもの。

こんにちは。

DirtyKennyです。

昨日は仕上げがかなり立て込んでしまいまして、
ブログが更新できませんでした。

仕上げをまとめて沢山行うと、作業部屋内がえらいことになります。
真緑になります。
アトリエ部屋内に囲われた一畳くらいの空間なので、
集塵機が付けられてないんですよ。これが。

ですので、頭にタオルを巻いて、マスク二重、軍手、そしてフード付きの
雨がっぱを着込んで仕上げしてます。笑
今は温度的にちょうどいい季節なのでいいですけど、
真夏はパンツ一丁でその格好です。
想像してください。
半透明の雨がっぱに透ける醜い体。
雨がっぱの袖の部分ごと軍手を付けて。
頭にタオル、マスク、眼鏡。

宅配便が来たときは、さすがに焦りました。

集塵機使える様になんか考えないとな。

さて、今日は「ヤスリ」について簡単に。

今の時代、あんまりヤスリ使わないというアクセサリー屋さんも多いみたいですね。
グラインダーとかで削っちゃうんみたいです。

僕の場合は、ヤスリは重要なツールとして活躍してます。
そもそもヤスリのフォルムとかが好きなので、リングとか、アクセサリーに
しちゃったくらいなんで。

基本で使う「平(ひら)」の「中目(ちゅうめ)」から色々と10種ぐらいを使い分けます。

これから彫金始める人については、
・平 中目
・甲丸 中目
・平 油目
くらいあればいいんじゃないでしょうか。
あとは必要に応じて買い足していく感じで。。
油目とは、中目よりも目が細かいヤスリです。
この辺は彫金用がネットで買えます。

上記の内容は、シルバーなどの貴金属を加工するときの話です。
ワックスモデリングするときにはまた別のヤスリ10種くらいでやってます。
ただワックス削るのは金属用である必要はないので、100均です。
100均に行けば必ず工具コーナーに行きます。
精度が必要な作業には不向きかもしれませんが、割と事足りてます。

「ヤスリがけ」にはたくさんのコツが存在します。
詳しくはまた書きますが、一番難しいといえるのは、
「狙ったラインを出す」ことです。

もっと具体的に言えば、
「平らにヤスる」ことがけっこー高い壁と言えると思います。
前の職場も含めて、何人もの人に彫金を教える機会がありましたが、
初めから「平らにヤスれたヒト」は一人もいませんでした。

例えば、裏面が平らなネックレスのトップがあったとします。
量産の鋳造後は、平らな面というのは「ヒケ」ています。
「ヒケ」とは液体(になった銀)と固体(になった銀)では体積が違うため、
状態変化する際に平らな面の中央付近が凹んでしまうことです。

ですので、そのヒケをなくすために、平らな面をヤスって少しだけ、
「落とす」必要があります。
そのまま仕上げちゃうブランドもあるみたいですが。。

その「もともと平らな面」をヤスって落とすだけ。に感じる作業ですが、
最初はみんなできないですね。
面の「端っこ」に向かって微かに丸ーくなってしまいます。
これを「ダレる」とか言います。

後輩にその作業をやってもらった後に、自分で軽く触らせてもらうと、
真ん中らへんしかヤスリが当たらないんです。
端っこのほうはダレてしまっているので。
これでは後でサンドペーパーなどで番目を落としていく際に、
当たらない場所が出てしまいますし、仕上がりも「パキッ」とした面に
なりません。

じゃあどんな練習すればいいのとか思われそうですが、
これはもう数をこなして行くしかないかもしれません。。

ほんの少しだけ、これは自分的にはって感じですが、
精神的?なコツとして。

・ヤスリの「腹」で面を「捉える」感覚を大事にする。
腹とはヤスリの中央です。幅の真ん中、長さの真ん中の位置で一度、ちゃんと面を捉える。
ヤスリが重なる全面が「ベタッ」と対象物にくっ付いている感覚を捉えてください。

・対象物のど真ん中に穴が開いている想像をする。
ヤスるもののど真ん中に割と深めの穴が開いている想像をしてください。
あなたがヤスっていいのは「その穴だけ」ですと神に命令されている想像をしてください。
穴の周りには一切ヤスリを当ててはダメ!ヤスリが当たってしまったら家族が惨殺される!
みたいな創造力です。必要なのは。

何かの参考になれば幸いです。

まぁまた詳しく書いていこうと思います。
今日はこの辺で。
*ヤスリモチーフバングルです。
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